犬のマイボーム腺腫の原因と治療法
犬のマイボーム腺腫とは?
マイボーム腺腫は、犬のまぶたにあるマイボーム腺という油分を分泌する腺に発生する腫瘍です。この腺は涙の蒸発を防ぎ、目の表面を保護する役割を持っています。腫瘍自体は良性で、初期の段階では大きなリスクはありませんが、まぶたにあるため目に違和感を与えることがあります。腫瘍が大きくなったり、炎症が起きたりすると、目に傷がつく可能性があるので注意が必要です。
犬のマイボーム腺腫の治療
愛犬きなこは毎年マイボームが左目の瞼の上に出来やすく、今回も通常1年ごとに手術で切除してますが、今回は何時もより早く出たので早めに手術してきました。
写真のとおり目の瞼から脂質が出て来て、目の中にもそれが入り手術前日までは毎日その目の汚れの手入れをしてました、エリザベスはつけておかないと前足で目の周りを擦るので危険です。
左の写真が、マイボームの影響で毎日瞼から脂質が出てました。
原因は年齢ときなこの体質です。幼少期の頃ジャンクフードを与えていたことも影響あるかもしれません、ペディグリーやシーザーなど比較的どこでも買えるペットフードです。
原因
マイボーム腺腫の正確な原因は明らかではありませんが、加齢や遺伝的要因が影響すると考えられています。特に高齢犬や目の周りに皮脂腺が多い犬種(プードル、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなど)で発生しやすいです。また、目やまぶたの慢性的な炎症や刺激が腫瘍の発生に関連することもあります。
対処法
マイボーム腺腫が小さい場合や特に症状がない場合は、獣医師と相談の上で経過観察を行うことが多いです。しかし、腫瘍が大きくなって目に影響を与える場合や炎症を起こしている場合は、手術による切除が推奨されます。切除は比較的簡単な手術で、一般的には局所麻酔で行われます。術後は、目薬や抗生物質を使用して感染症や再発を予防します。
まとめ
犬のマイボーム腺腫は、まぶたの油分を分泌する腺に発生する良性の腫瘍で、特に高齢犬で見られます。初期段階では大きなリスクはないものの、症状が進行する前に獣医師に相談し、適切な対応を取ることが重要です。経過観察や手術による切除を含めた早めの対策で、犬の快適な生活を維持しましょう。